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和名 シーボルトノキ
撮影者:千葉県 三浦久美子様

撮影地:神戸市立森林植物園


 
漢字表記 シーボルトの木
別名・異名
古名
語源 和名の語源は履歴の項参照。
属名は刺のある低木を意味するギリシャ古名から。語源は、ケルト語のram(=灌木)である。
種小名は「有用な」の意。
学名 Rhamnus utilis
英名 Chinese buckthorn
仏名
独名
伊名
西名
葡名
漢名 凍緑
植物分類 クロウメモドキ科クロウメモドキ属
園芸分類 落葉低木
用途 食用(若葉)/染料(葉・実)/薬用(樹皮・果実・核果)
原産地 中国
花言葉
解説 シーボルトノキは、クロウメモドキ科の落葉低木である。本種は、中国南部の標高3300m以下の山地や丘陵地の斜面での森林や草原に自生の見られる樹種である。樹高は2~4m程度となる。小枝には刺がある。葉は長さ5~15㎝程度の倒卵状長楕円形で、縁部には不明瞭な鋸歯を持ち、先端部は尖り、基部では長さ2㎝程度の葉柄に連なり枝に対生または互生する。4~5月頃、葉腋に淡黄緑色の4弁花を咲かせる。花後の果実は径5~8㎜程度の球状で、秋には黒熟する。樹高は1.5~5m程度。葉は倒卵形で、長さ3~10㎝程度、対生する。3~5月頃に葉腋に淡黄緑色の小花を見せる。果実は径4~7㎜程度の球形核果で秋には黒熟する。雌雄異株。
履歴 福島県出身で、明治期の植物学者でもあった田代善太郎は、東京師範時代に牧野富太郎に師事している。その田代が明治41年(1908)に、牧野富太郎博士を、かつてシーボルトが日本に滞在した当時の鳴滝塾に案内した。田代は、クロウメモドキ属の新種と推定したからだった。牧野博士は、新種と判断し、Rhamnus sieboldiana makinoとして、種名をシーボルトに献じた。そして、和名を「シーボルトの木」と命名した。しかし、その後、昭和41年(1966)に、上記種は、中国原産のRhamnus utilis Decneと同一であることが判明している。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考