和名jp | シャクナゲ | ||
漢字表記 | 石楠花 | ||
別名・異名 other name |
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古名 old name |
サクナムザ(佐久奈无佐) シャクナギ(石南北) トビラノキ(土比良乃岐) |
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語源 etymology |
和名の漢字表記「石楠花」とは、本来中国ではバラ科の別の植物名であったものを誤って日本でシャクナゲにあて、和名はそれを音読みしたことから。 属名は、ギリシャ語のrhodon(=バラ)とdendron(=樹木)の合成語で、「赤い花をつける木」の意から。 |
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学名sn | Rhododendron spp. | 拙邸にて | |
英名en | Rhododendron | ||
仏名fr | rhododendron | ||
独名de | Rhododendron | ||
伊名it | rododendro | ||
西名es | rododendro | ||
葡名pt | rododendro | ||
漢名ch | 杜鵑 | ||
植物分類 | ツツジ科ツツジ属 | ||
園芸分類 | 常緑広葉中木 | ||
用途use | 庭園樹/公園樹/薬用/杖/箸/印材 | ||
原産地 distribution |
ヒマラヤ地方を中心とした周辺部(日本を含む)/北米東部 | ||
花言葉 | 危険/警戒/尊厳/荘重 | ||
解説 description |
シャクナゲは、ヒマラヤやミャンマー、チベット、中国の雲南省等の3~4千㍍の地点を基点として誕生したと言われている。しかし、現在では、非常に広い範囲にまたがって分布している。非常にデリケートな植物であり、気候条件が変化する度に種を分けて発達してきた植物である。全世界に1千種とも1千5百種とも言われるほどに沢山の種類が存在している。シャクナゲとツツジとの区別はあまり明確ではない。強いて言えば、シャクナゲの場合、空中湿度が高くてしかも夏場の気温の低い場所にのみ自生していると言える。 | ||
履歴 | ヨーロッパでは、中国やヒマラヤからたくさんの原種を持ち帰り、品種改良が行われ、数百種に及ぶ園芸品種が登場している。それらは、我が国では「西洋シャクナゲ(略して「洋シャク」)」と呼んで、我が国に自生するシャクナゲと区別している。 | ||
県花・国花 | ネパール王国の国花 滋賀県花(ツクシシャクナゲ) 福島県(ネモトハクサンシャクナゲ) 宮崎県:椎葉村花・五ヶ瀬町花/大分県:国東町花/熊本県:水上村花/佐賀県:富士町花/福岡県:矢部村花・筑穂町花・添田町花/高知県:大川村花/香川県:琴南町花/徳島県:佐那河内村花/山口県:錦町花・阿武町花/島根県:六日町町花/和歌山県:高野町花・北山村花/奈良県:野迫川村花・十津川村花/滋賀県:志賀町花/三重県:美杉村/石川県:山中町花/福井県:池田町花・和泉村花・名田庄村花/愛知県:設楽町花/岐阜県:上石津町花・七宗町花/長野県:阿南町花・飯島町花・王滝村花・大桑村花・上村花・川上村花・北相木村花・高山村花・中野市花・穂高町木/山梨県:鳴沢村花/群馬県:東村(勢多郡)花・川場村花・草津町花/栃木県:旧栗山村花/茨城県:北茨城市花/福島県:舘岩村花/宮城県:川崎町花/北海道:鹿追町花 |
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古典1 | |||
古典2 | 『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』 | ||
季語 | 春・夏 | ||
備考 | ※有毒植物(葉には、ロドトキシンという有毒成分が含まれ、呼吸中枢を麻痺させる。) |
『パイプのけむり』 | 巻数 | 頁数 | タイトル | |
12 | 243 | 「ラプソディ・イン・ブルー」 | ||
17 | 37 | 「雪餅草」 |