←トップ頁へ

検索名  ノダフジ(野田藤)   
↑撮影:GKZ/館林市にて↓ 

撮影者:東京都 山口米子様↓

↑撮影地:浜離宮恩賜庭園↓





↑撮影地:山形県荘内神社↓


和名jp フジ 
漢字表記 藤 
別名・異名
other name
ノダフジ(野田藤)
シトウ(紫藤)
古名
old name
フヂ(布治・布遅)
語源
etymology
和名は「吹き散る」からの転訛とか。他にも語源多数あり。
属名は、アメリカの解剖学者C.ウイスターの名に因んでいる。
種小名は「花の多い」の意。
学名sn Wisteria floribunda
英名en wisteria
仏名fr glycine
独名de Glyzinie
伊名it glicine
西名es glicina
葡名pt glicina
漢名ch 多花紫藤
植物分類 マメ科フジ属
園芸分類 蔓性落葉樹
用途use 路地植え/鉢植え
原産地
distribution
日本(本州・四国・九州)
花言葉 恋に酔う/歓迎
解説
description
フジ属は日本に2種、中国に1種、北米に5種ある。わが国のフジはフジ(ノダフジ)とヤマフジの2種である。前者は右巻きであり、後者は左捲きである。フジは、マメ科の蔓性落葉樹である。茎は若い内は草質であるが、成長も早くやがて木質化し、老樹に至ると幹の径が数十㎝にも及ぶようになる。葉は奇数羽状複葉で長さ4~10㎝の小葉を9~19枚つける。4~5月頃、長い総状花序を下垂し、蝶形花を多数つける。花序の長さは一般的に50㎝前後程度で、花色は紫色である。果実は扁平で長さ20~30㎝程度と細長く、下垂する。果皮の表面には腺毛が密生し、木質で堅い。 
履歴 『万葉集』には27首。
別名の「ノダフジ」とは、かつてフジの名所として知られていた野田(現:大阪市福島区野田)の地名に因んでいる。 
県花・国花 宮崎県:高千穂町花
熊本県:御船町花
佐賀県:唐津市花・嬉野町花
福岡県:方城町花・黒木町花・小郡市花・旧甘木市花
徳島県:石井町花
岡山県:倉敷市花
滋賀県:甲良町花
愛知県:岡崎市花・江南市花・津島市花
静岡県:藤枝市
群馬県:富岡市花・藤岡市花
栃木県:藤岡町花・藤原町花
埼玉県:春日部市花・騎西町花・羽生市花・富士見市花
神奈川県:藤沢市花・藤野町花
東京都:日の出町花
福島県:下郷町花
岩手県:藤沢町花
秋田県:藤里町花
青森県:藤里町 
古典1 『古事記』、『出雲風土記』、『肥前風土記』、『万葉集』、『古今和歌集』、『伊勢物語』、『大和物語』、『枕草子』、『源氏物語』、『和漢朗詠集』、『梁塵秘抄』、『今昔物語』、『新古今和歌集』、『山家集』、『金槐和歌集』、『平家物語』、『方丈記』、『徒然草』、『太平記』、『謡曲』、『御伽草子』、『近松浄瑠璃集』、『好色一代男』、『芭蕉句集』、『蕪村句集』 
古典2 『延喜式』、『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物類品隲』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』 
・藤の花と念仏の行者は下がるほど見事なり→下手な説法をせずひたすら念仏を唱え、謙虚  にしていることの方が値打ちがあるの意。
・藤は木により、一葉気味による→人は使える主君を頼りにすることのたとえ。
・藤の花書き→書道で、上端は揃えても下端は揃えない書き方。
・藤に綿をつぐ→良いものにそあくなものを付け添えることのたとえ。 
季語  
備考  
『パイプのけむり』 巻数 頁数 タイトル
5 15,21 「八十八夜」
24 11 「礼服」