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和名jp ミサキノハナ
撮影者:東京都 中村利治様 

バンコク:ルンピニー公園にて

撮影者:タイ在住 上田勇様↓

撮影地:タイ・メソート市内




漢字表記 岬花
別名・異名
other name
ピクン(タイ語名)
古名
old name
語源
etymology
和名の語源不詳
属名はギリシャ語のmimos(=真似をする)とopsis(=顔)の合成語から。花がサルの顔のようにも見えることからと言う。
種小名は「恐れる、嫌だ、負けた」の意。
学名sn Mimusops elengi
英名en Bullet wood
Spanishu cherry
仏名fr
独名de  
伊名it  
西名es
葡名pt
漢名ch 牛油黒
泰名th พิกุล
植物分類 アカテツ科ミムソプス属
園芸分類 常緑高木
用途use 緑陰樹、吉兆樹、用材、薬用(果肉・種子・樹皮・葉)/食用(果実)/花輪/歯ブラシの代用(小枝)/採油(果実)
原産地
distribution
インド、ミャンマー、スリランカ
花言葉
解説
description
ミサキノハナは、アカテツ科の常緑樹である。樹高は15m程度に。葉は長さ5~14㎝、幅2.5~6㎝程度の卵形で、全縁、鋭頭、枝に互生する。本種は、枝が横に張りだし、見事な樹幹を構成するために、原産地の項に記した地以外でも東南アジア諸国では街路樹や緑陰樹として広く普及を見ている。6~10月頃、散房花序を出し、帯白色のクリーム色で径1.5㎝程度の花を多数下垂する。花は8弁花で、かく花弁の先端は2裂する。花には芳香がある。果実は径1.5から3㎝程度の楕円状で液果が赤熟する。1個の種子を内包する。
履歴 本種は、サンスクリット語ではヴァクラ(vakula)と呼ばれ古代からチャンパ等とともに神聖な花とされてきている。また、神話の世界にも多数登場している。(T.C.マジュプリア著/西岡直樹訳『ネパール・インドの聖なる植物』 八坂書房より
仏典の世界ではヴァクラは「薄拘羅」の名で登場し、観無量寿経や法華経等にも登場し、概して花や果実の美しさが肉の色や日の色に喩えられることが多いという。
インドでは、恋をする女性が酒を含んで蕾に吹きかけるとたちまち開花すると伝えられ、現在でも女性はこの花に糸を通して髪に飾る習慣あるという。(満久崇麿著『仏典の植物』 八坂書房より
県花・国花 タイ・ロッブリー県の県花・県木
古典1
古典2
季語
備考