和名jp | ミラクル・フルーツ | 撮影者:千葉県 三浦久美子様 撮影地:筑波実験植物園 栃木花センターにて↓/撮影GKZ 撮影者:東京都 中村利治様↓ 撮影地:都立夢の島熱帯植物館 |
漢字表記 | ||
別名・異名 othere name |
ミラクル・ベリー | |
古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、仏語の直訳から。 属名はギリシャ語のsynapsis(=接合)とsepalum(=萼片)の合成語からで、花の形状を示している。 種小名は「甘味を作る」の意。 |
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学名sn | Synsepalum dulcificum | |
英名en | Miracle fruit Miraculous berry |
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仏名fr | Fruit miracle Fruit miraculeoux |
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独名de | Wunderbeere | |
伊名it | Frutto miracoloso | |
西名es | Fruta milagrosa Baya mágica |
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葡名pt | Fruta-do-milagre | |
漢名ch | 神秘果 | |
植物分類 | アカテツ科ミラクルフルーツ属 | |
園芸分類 | 常緑中高木 | |
用途use | 食用(果実) | |
原産地 distribution |
西アフリカ | |
花言葉 | ||
解説 descripotion |
ミラクル・フルーツは、アカテツ科の常緑樹である。樹高は、原産地では6mにも及ぶというが、他の地域で栽培された場合には、概して1.5m前後程度となる。概して成長は緩慢であると言われている。葉は広披針形~倒卵状で、表面には幾分光沢を持ち、全縁、鈍頭、枝に対生する。花は枝先にまとまって3個がつき、長さ0.5~1㎝程度の袋状で、完全に開かない。開花時には、中から雄蘂が長く突き出す。原産地では、年に2回ほど開花を見るという。果実は、長さ1㎝程度の楕円状で、果皮の色は赤熟し、果肉は白色である。本種の果実は、舌の味覚に作用するミラクリンを含み、たとえば、レモン等の酸味の強い果実や薬のような苦みの強いものを甘く感じさせる不思議な現象をもたらす。このことが、ミラクル・フルーツと呼ばれる所以でもある。 | |
履歴 | 本種は、1725年にフランスの探検家シャヴァリエ・デ・マルシェ(Chevalier des Marchais)によってアフリカで発見されている。彼は、アフリカ原住民が食事時にこの果実を口にするのを度々目にして、自分でも試してみたという。本種の果実は、人の舌の味覚に作用して酸味のある果実を甘く感じさせる作用があるという。その甘味を感じさせる物質の正体を抽出したのは横浜国立大学の栗原良枝教授であり、ミラクリンという名称で昭和43年(1968)に科学誌『サイエンス』誌上で発表し、世界の注目を浴び、今日では、世界各国で商品化のための開発が進められている。我が国でも、1996年に厚生省の認可を受けているが、該当する製品が無いという理由で平成16年(2004)に認可が取り消されている。 | |
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | ||
季語 | ||
備考 |