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和名jp コウライタチバナ
撮影者:千葉県 三浦久美子様

撮影地:小石川植物園
漢字表記 高麗橘
別名・異名
other name
古名old name
語源
etymology
和名の語源については履歴の項参照。
属名はギリシャ語のkitron(=箱)を語源とするラテン名で、レモンの木に対する古名。
種小名は、本種は韓国・済州島にのみ自生するとされてきたが、日本にも自生が確認されたことを示している。(履歴の項参照)
学名sn Citrus nipponokoreana
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 ミカン科ミカン属
園芸分類 常緑小高木
用途use
原産地
distribution
日本(萩市)/韓国(済州島)
花言葉  
解説
description
コウライタチバナはミカン科の常緑樹である。樹高は7m程度となる。樹皮は灰緑色で縦縞を見せ、枝には鋭い刺を持つ。葉は卵状なが楕円形で、縁部は全縁であるが細鋸歯状に不規則な細凹凸があり、先端部は尾状に尖り、基部では翼のある葉柄に連なり枝に互生する。6月頃、白色の5弁花をつける。花後の果実は、径6㎝程度で、果皮は厚く、表面には凹凸がある。 
履歴 本種は、大正13年(1924年)に国の天然記念物に指定されている。
大正14年(1925)に、萩市笠山のタチバナ自生地を東京大学の三好学教授が調査し、翌年に内務省告示として「笠山橘自生北限地」として指定されることとなった。
その後、昭和25年(1950)に東京農業大学の田中長三郎教授が同地のタチバナを調査した結果、韓国済州島に自生の見られるタチバナと同種であると確認され、翌年「コウライタチバナ」と命名発表している。
環境省RDB:絶滅危惧ⅠA類(本種の現存数は6本であるという。) 
県花・国花  
古典1  
古典2  
季語  
備考