和名jp | コブシ | 館林市:県立つつじが岡公園にて↑ ↑館林市:県立多々良沼公園にて↓ 下2図撮影者 千葉県 三浦久美子様↓ 撮影地:小石川植物園↑ 撮影地:上野恩賜公園↑ 撮影地:富山中央植物園↑ 撮影者:神奈川県 池田正夫様↓ ↑撮影地:東京都野鳥公園↓ |
漢字表記 | 辛夷(※) | |
別名・異名 other name |
コブシハジカミ ヤマモクレン |
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古名 old name |
ヤマアララギ(山阿良々支・山阿良々木) | |
語源 etymology |
和名は、蕾が拳に似ていることからとも。或いは、果実の形状が拳に似ているからとも。 属名は、17世紀フランス人植物学者Pierre Magnolの名に因んでいる。 種小名は「最も早い」の意。 |
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学名sn | Magnolia praecoccissima(=Magnolia kobs) | |
英名en | Kobushi magnolia Thurber's magnolia |
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仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | 日本辛夷 | |
植物分類 | モクレン科モクレン属 | |
園芸分類 | 落葉高木 | |
用途use | 庭木/用材(器具・建築・細工物・楽器)/金銀研磨(炭)/採油(樹皮・枝・葉・)/香料(花)/食用(花)/染料(実) | |
原産地 distribution |
日本/朝鮮半島南部 | |
花言葉 | 友情 自然の愛 | |
解説 description |
コブシは、モクレン科の落葉高木である。樹高は8m前後。葉長は、10㎝前後の広倒卵形。3月頃、葉に先立って枝先に一つずつ芳香のある白色の6弁花を見せる。花後、和名の通り、拳状の果実をつける。中には赤い種子を含む。 | |
履歴 | 1804年にヨーロッパに渡り現在鑑賞木として親しまれている。 | |
県花・国花 | 滋賀県:木之本町花 福井県:大野市花 新潟県:塩沢町木 長野県:麻績村木・軽井沢町木・豊岡村花・豊科町木・白馬村木 岐阜県:郡上市花 山梨県:韮崎市木 栃木県:南那須町花 埼玉県:新座市花 神奈川県:秦野市木 東京都:立川市花・練馬区木・武蔵野市木 福島県:金山町花・只見町花・磐梯町木 宮城県:七ヶ宿町木 山形県:舟形町花・白鷹町花 岩手県:花巻市木・軽米町花 北海道:中富良野町木・厚真町木・蘭越町花木・岩見沢市木 |
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古典1 | 『催馬楽』、『一茶句集』 | |
古典2 | 『延喜式』、『本草和名』、『倭名類聚鈔』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物類呼称』、『物品識名』、『本草綱目啓蒙』 | |
諺 | ・辛夷の花が咲くと鰯が捕れる ・辛夷の花が咲くと畑に豆を蒔かねばならぬ ・辛夷の花盛りが苗代の花盛り |
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季語 | 春 | |
備考 | ※本来「辛夷」とはモクレンの漢名である。我が国で誤用してしまい、それが定着してしまったものである。 | |