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和名jp ケルメスナラ
撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様

撮影地:ポルトガル コスタ・アズール地方


漢字表記 ケルメス楢
別名・異名
other name
クエルカス・コッキフェラ
ケルメス・オーク
古名old name
語源
etymology
和名は英名の直訳からで、本種がKermes(カイガラムシの一種)の食用樹であったことから。
別名は英名の音読みからであるが、英名のKermesの語源はペルシャ語のqirmiz(=赤色・深紅色)を語源としている。
属名はギリシャ語のquer(=良質の)とcuetz(=材木)の合成語。
種小名は「液果を生ずる」の意。
学名sn Quercus coccifera
英名en kermes oak
仏名fr Chêne Kermés
独名de Kermes-Eiche
Stech-Eiche
伊名it Quercia spinosa
西名es Coscoja
Chaparro
matarrubia
葡名pt Carrasco
Carvalho-quermes
漢名ch 胭脂虫櫟
植物分類 ブナ科コナラ属
園芸分類 落葉高木
用途use 庭木/公園樹
原産地
distribution
地中海沿岸地方~北アフリカ
花言葉
解説
description
ケルメスナラは、ブナ科の落葉樹である。本種は、原産地の項に記した地で、概して日当たりの良い岩礫質な土壌の斜面に自生の見られる樹種である。樹高は2~6m程度となる。葉は、長さ1.5~4㎝、幅1~3㎝程度の楕円形で、中央より先端部にかけては縁部に凹凸が出来、その先端部に鋭い刺がつく。葉は、革質で、表面には光沢がある。3~5月頃、枝先に多数の穂状花序を出し、黄色~黄褐色の小花を多数つける。果実は長さ2~3㎝、径1.5~2㎝程度のドングリをつける。
履歴 本種にはケルメスカイガラムシがつき、食用樹とされるが、ヨーロッパやアフリカでは、このケルメスカイガラムシから得られる染料で赤色を得てきた。やがて、大航海時代にメキシコ産のコチニールカイガラムシによる染料が西洋社会に及ぶと席巻することとなってしまったことになる。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考