和名 |
カシュー |
撮影者:バンコク在住 石川陽児様 |
漢字表記 |
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別名・異名 |
マガタマノキ(勾玉木)/マムアン・ヒムマパーン(タイ語名) |
古名 |
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語源 |
和名は、英名のcashewの音読みから。因みに、ブラジル原産のこの木は、現地のトゥピ族がカユ(kaju)、アカユ(acaju)と呼んでいたものをポルトガル人がcajuとし、それが英名ではcashewとなったと云われている。/属名はギリシャ語のana(=上方)とcardia(=ハート型)の合成語からで、実の形状を示している。/種小名は「西方の」の意。 |
学名 |
Anacardium occidentale |
撮影地:タイ・ピピ島 |
英名 |
Cashew/Cashew nut |
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仏名 |
noix d'acajou |
独名 |
Kaschubaum |
伊名 |
Anacardio |
西名 |
Nuez de la India |
葡名 |
Cajueiro |
漢名 |
腰果 |
泰名 |
มะม่วงหิมพานต์ |
植物分類 |
ウルシ科カシューナット属 |
園芸分類 |
常緑中高木 |
用途 |
食用(種子)/製菓材料(種子)/生食(果実)/ブランデー原料(果実)/塗料・防虫・工業原料(殻から得た油性液) |
原産地 |
ブラジル北東部/西印度諸島 |
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花言葉 |
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解説 |
カシューは、ウルシ科の常緑高木である。樹高は10~15m程度に。葉は長さ15~20㎝程度の長卵形または倒卵形で、縁部は全縁、先端部は円頭、枝に互生する。12~1月頃、枝先に長さ20~25㎝程度の散房花序を出し、単性花と両性花とを混在してつける。花は径5~15㎜程度の小花で、赤味或いは黄白色を帯びた淡緑色で、花冠部に桃色の縞模様が入る。果実は長さ5~10㎝程度の洋ナシ形となり、その頂部に長さ3~4㎝の腎臓型をした硬い殻の堅果(種子)をつける。種子は掲載した写真に見られるように、果托の先端部につき、果托内には果肉のみで種子を含まない「偽果」ということになる。果実先端部についた勾玉状の実が一般的にカシューナッツと呼ばれる。 |
履歴 |
16世紀末にポルトガル人がヨーロッパにインドや東アフリカに伝え、その後旧大陸にも普及した。
我が国への渡来時期不詳であるが、我が国では、本種の実の殻(Cashew nut shell)から得た油成分を主成分として「カシュー樹枝塗料」が開発され、昭和25年(1950)に、カシュー株式会社により、特許取得され、発売に至っている。「カシュー塗料」は漆に似た質感のある塗料として、今日も各種分野に用いられている。 |
県花・国花 |
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古典1 |
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古典2 |
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季語 |
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備考 |
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