和名jp | フウトウカズラ | 撮影:GKZ/千葉県館山市↑ 撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ ↑外房線東浪見駅↓ 撮影地:千葉県館山市↓ |
漢字表記 | 風藤葛 | |
別名・異名 anotjer name |
ツルゴショウ(蔓胡椒) | |
古名old name | ||
語源 etymology |
和名の語源不詳。(備考欄参照)わが国には自生しない別の植物「風藤」と間違ったためと牧野博士は述べて居るが、本種の台湾名は「風藤」であり、本種が蔓性植物のため、我が国で台湾名の「風藤」に接尾語の「蔓」をつけたのではないかと個人的には推測している。 属名はギリシャ語のペプトー(軟らかくする、消化する)を語源としている。 種小名は、和名の「蔓」から。 |
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学名sn | Piper kadsura Ohwi | |
英名en | Japanese pepper | |
仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | 風藤 | |
植物分類 | コショウ科コショウ属 | |
園芸分類 | 常緑蔓性高木 | |
用途use | 吊り鉢栽培/果実は薬用/生葉は入浴剤 | |
原産地 distribution |
日本(関東南部以西の本州から沖縄まで)/済州島/台湾 | |
花言葉 | ||
解説 description |
フウトウカズラはコショウ科の蔓性常緑樹である。海岸近い山林中に自生の見られる常緑高木である。樹木全体に香気がある。茎は暗緑色で、節から気根を出し、樹幹や岸壁に這い上がる。十数㍍に達することもある。葉は暗緑色で、艶が無く、5本の脈が見られる。5月~6月に茎の先の葉と向かい合って黄色の穂状花序を垂れ下げる。萼も花もない細かな花を密につける。雌雄異株。花が終わると径3,4㎜の丸い液果をつけ、11月以降に赤く熟す。 果実には辛味はなく、実用に供しないが薬用として用いられる。 | |
履歴 | ||
県花・国花 | ||
古典1 | ||
古典2 | 『和漢三歳図会』、『物類品隲』、『物品識名』 | |
季語 | ||
備考 | 牧野富太郎博士は、『牧野 新日本植物図鑑』 (北竜館)の中で、我が国には自生しない植物である「風藤」を我が国で本種に対して転用したと述べている。 しかし、台湾での本種に対する名称は「風藤」である。 そこで、二つのことが考えられる。 その1:台湾名の「風藤」を音読して「フウトウ」に接尾語として蔓性樹のため「カズラ」をつけ「フウトウカズラ」とした。 その2:かつて日本が台湾を統治していた時代に、我が国での本種に対する呼び名の「 風藤」が台湾名としても用いられるようになった。 |
『パイプのけむり』 | 巻数 | 頁数 | タイトル | |
11 | 12 | 「緑の歌」 | ||
18 | 109 | 「無人島」 |