検索名  ホペア・オドラータ 
撮影者:タイ・メソート市在住 上田 勇様

撮影地:バンコク・ラマ九世公園




和名jp タキアン
漢字表記
別名・異名
other name
ホペア・オドラータ
古名
old name
語源
etymology
和名は、本種に対するタイでの現地名から。
属名は、スコットランド人医師・植物学者だったJohn Hopeへの献名。
種小名は「芳香のある」の意。
学名sn Hopea odorata
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 香坡壘樹
泰名th  ตะเคียน
植物分類 フタバガキ科ホペア属
園芸分類 常緑高木
用途use 用材/薬用(樹皮)/緑陰樹
原産地
distribution
インド・バングラデシュ・ミャンマー・タイ・カンボジア・ラオス・ヴェトナム・マレーシア・インドネシア
花言葉
解説
description
タキアンは、フタバガキ科の常緑樹である。本種は、原産地の項に記したように概して東南アジア原産種であるが、用材としては多用途なため、広く流通し、タイ名の「タキアン」で我が国でも流通している。原産地では、湿り気の多い熱帯上緑林帯で、概して川沿いに自生することが多い樹種である。垂直分布は、海面域から標高600m程度と言うことである。樹高は、最大45m程度までという。一般的には25m程度であり、広く大きなドーム形樹冠を見せる。葉は、長さ8㎝程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は尖り、基部では短い葉柄に連なり枝に互生する。原産地では2~3月頃に開花する。枝先の葉腋から円錐花序を出し、白色~黄色で、無花弁の漏斗状花を多数つける。萼が発達し、花冠状となり、大きく5深裂する。裂片は尾状に長く伸び、やがて果実を包む。開花時には強い芳香を放つ。果実は球形で、2~3個の大きな翼を持つ。
履歴 タイでは、本種が大木になりやすく、樹齢も長いために木の精が宿るという信仰の対象となった。精霊の名は「ナーン・タキアン」と呼ばれる女神で、彼女の逆鱗に触れると人間が食い殺されてしまうこともあるとして、タイ人達は、現代においても住居用建築材への使用を忌避している。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考