和名jp | ヒノキ | 上3図撮影:GKZ/群馬緑化センター 撮影者:千葉県 三浦久美子様↓ 撮影地:多摩森林科学園↑ 撮影地:千葉県市原市↑ 撮影地:多摩森林科学園↑ 撮影者:神奈川県 池田正夫様↓ ↑葉表 葉裏↓ 撮影地:宮城県鳴子峡↑ |
漢字表記 | 檜(※) | |
別名・異名 other name |
古名=ヒ | |
古名 old name |
ヒ(比・非・檜・避・飛) | |
語源 etymology |
和名は、かつて、この木を摺り合わせて火を起こしたことによる。 属名は、ギリシャ語で、chamai(=小さい)とcyparissios(=イトスギ)の合成語である。果実がイトスギより小さいため。 種小名は、ラテン語で「鈍い」の意で、葉先の特徴を示している。 |
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学名sn | Chamaecyparis obtusa Sieb. | |
英名en | Hinoki cypress Japanese cypress |
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仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | 日本扁柏 | |
植物分類 | ヒノキ科ヒノキ属 | |
園芸分類 | 常緑高木 | |
用途use | 庭木/用材(建築・船材・風呂桶・器具等)/屋根葺き材(樹皮)/火縄銃(樹皮)/薬用(葉・材の油) | |
原産地 distribution |
日本(福島県以西) | |
花言葉 | 不滅 | |
解説 description |
ヒノキは、ヒノキ科の常緑樹である。樹高は30mに達する。幹の外皮は厚く、赤褐色で縦に裂ける。よく分枝し、枝は水平に伸びて、先端は下垂する。若木の場合には樹形は狭い円錐形だが、老木になると広円錐形となる。葉はすべて鱗状葉で、上面は濃緑色、光沢がある。裏面はY字形の気孔線が見られ、僅かに白色を帯びる。 | |
履歴 | ||
県花・国花 | 長崎県の県木 鹿児島県:大口市木 熊本県:湯前町木 長崎県:琴海町木・北有馬町木 佐賀県:三瀬村木・太良町木 福岡県:犀川町木 高知県:本山町木・三原村木・東洋町木・大正町木 愛媛県:松野町木・鬼北町木 山口県:美東町木・周東町木・岩国市木/岡山県:新見市木・建部町木 島根県:金城町木 和歌山県:日置川町木 奈良県:榛原町木 滋賀県:日野町木 京都府:夜久野町木・三和町木・井手町木 兵庫県:八千代町木・大河内町木 三重県:尾鷲市木・紀伊長島町木・白山町木・度会町木 岐阜県:上石津町木・白川町木・七宗町木 長野県:上松町木(キソヒノキ)・王滝村木・大桑村木・中川村木・南木曽町木・三岳村木 愛知県:津具村木 静岡県:本川根町木 山梨県:小菅村木・南部町木 栃木県:塩谷町木 茨城県:北浦町木 千葉県:長南町木・丸山町木 東京都:檜原村木 福島県:檜枝岐村木 |
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古典1 | 『古事記』、『日本書紀』、『出雲風土記』、『常陸風土記』、『播磨風土記』、『万葉集』、『枕草子』、『和漢朗詠集』、『今昔物語』、『山家集』、『金槐和歌集』、『方丈記』、『平家物語』、『太平記』、『近松浄瑠璃集』、『芭蕉句集』 | |
古典2 | 『延喜式』、『下学集』、『大和本草』、『和漢三歳図会』、『物品識名』 | |
諺 | ・檜舞台を踏む→晴れの舞台で自分の技量を発表すること ・檜玉になる→一心不乱に熱中することのたとえ。 ・檜山の火は檜より出て檜を焼く→自分の行為や自分の名前が原因となって自分自身が苦しむこ と。 |
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季語 | ||
備考 | ※我が国では、ヒノキの漢字表記を「檜」としているが、本来「檜」とはヒノキ科ビャクシン属の常緑高木Sabina chinensis(イブキ、別名ビャクシン、中国名「円柏」の漢名である。(加納喜光著『植物の漢字語源辞典』より) |