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和名jp ヒメアジサイ


鎌倉市:明月院にて
 
漢字表記 姫紫陽花
別名・異名
other name
マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)
ロゼア
古名old name
語源
etymology
和名は、故牧野富太郎博士の命名で、普通のアジサイに比較して花が女性的で優美なために「ヒメアジサイ」と命名したとか。
属名は、hydor(=水)とangeion(=容器)の造語で、蒴果の形状から。
種小名はmacro(=大きい)とpyllus(=葉)の造語。
亜種名は「鋸歯状の」の意。
変種名は「優美な、愛らしい、魅力的な」の意。
学名sn Hydrangea macrophylla subsp. serrata var.amoena
英名en
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch
植物分類 アジサイ科(←ユキノシタ科)アジサイ属
園芸分類 落葉低木
用途use 庭植え/庭木/庭園樹/鉢植え
原産地
distribution
日本
花言葉 移り気
解説
description
ヒメアジサイは、アジサイ科の落葉樹である。本種はホンアジサイとエゾアジサイとの交雑種と推測されている。本種の自生種は確認されていない。樹高は2m前後程度に。葉の形状は卵形もしくは広楕円形で、対生する。葉質は、幾分薄く、葉の縁には整った鋸歯があり、先端は鋭頭となる。葉にはあまり光沢が無いのも本種の特徴とされる。5~7月頃、今年枝の先端に径10~20㎝程度のほぼ球状で青色の装飾花と両生花の入り混じった花序をつける。本種の青色は「明月院ブルー」とも呼ばれる。
履歴 本種は明治12年(1879)にイギリス人植物学者でもあり、プラントハンターでもあったチャールズ・マリーズ(Charles Maries)によってイギリスに渡っている。本種は、掲載した写真に見られるように独特な青色であるが、ヨーロッパ各地では酸性土壌の地が多く、そのために赤色に開花するという。そこで、本種は現地では「ロゼア」と命名されたという。その後、本種は、西洋アジサイの育種親として多用されている。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考 単に小形のアジサイを「ヒメアジサイ」と呼ぶことがあることから、本種をそれと区別して「マキノヒメアジサイ(牧野姫紫陽花)」と呼ばれることがある。