←トップ頁へ

検索名  ヘイアンコザクラ(平安小桜)
和名 ヤエベニシダレ
撮影者:東京都 山口米子様
撮影地:須坂市・臥竜公園
漢字表記 八重紅枝垂
別名・異名 センベンイトザクラ(千弁糸桜)、エンドウザクラ(遠藤桜)、センダイヤエザクラ(仙台八重桜)、センダイコザクラ(仙台小桜)、ヘイアンコザクラ(平安小桜),シガザクラ(志賀桜)、チェリーバウアー
古名
語源 和名は、八重咲きで、濃紅色の花をつける枝垂れ桜の意から。/別名の語源については、「履歴欄」を参照されたい。属名は、ラテン語のcerasus(=桜樹)から。/種小名は19世紀フランス人植物学者Edouard Spachへの献名。「園芸家ラネスの」の意。/品種名は「八重咲きでバラ色の」の意。
学名 Cerasus spachiana 'Plena-rrosea'(=Prunus spachiana 'Plena-rosea'
英名
仏名
独名
伊名
西名
葡名
漢名
植物分類 バラ科サクラ属
園芸分類 常緑高木
用途 庭園樹/公園樹
原産地 日本
花言葉 しとやか、善良な教育、豊かな教養
解説 ヤエベニシダレはバラ科の落葉樹である。江戸時代より栽培されてきた桜の品種で、江戸期にはセンベンイトザクラ(千弁糸桜)と呼ばれていた。樹高は5m程度となる。枝は長く枝垂れる。葉は長さ9~11㎝程度、幅2.5~3㎝程度の長楕円形で、縁部には重鋸歯と単鋸歯が入り混じり、先端部は尾状鋭尖となり枝に互生する。4月中旬頃、葉腋に散形状に2~3個の花をつける。萼筒は壺形で毛が密生する。花弁数は15~20個で、幾分捩れ気味となり、平開はしない。
履歴 ・本種は、明治期に仙台市長だった遠藤庸治が増殖に努めたことで知られている。そのために「遠藤桜」・「仙台八重桜」・「仙台小桜」等と呼ばれている。
・更に、遠藤は、明治28年(1895)に創建された平安神宮に本種を寄贈し、今日、本種の関西地区での名所と化し、関西地区では「平安小桜」と呼ばれている。
・大正3年(1944)に創設された北里研究所には、志賀潔医学博士が、出身地から移植した本種を同所の正門横に植栽し、それに対して北里大学の小倉治夫名誉教授が「志賀桜」と命名している。
・仙台市立台原小学校では、同校出身の荒川静香が平成18年(2006)に開催されたトリノオリンピックで金メダルに輝いたことを記念し、同校に記念碑を設置し、そこに本種を植えて「チェリー・バウアー(Chery Bauer)」と名付けている。蛇足だが、Bauerは荒川静香の得意技であるIna Bauerの名に因んでいる。
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考