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和名jp ハナモツヤクノキ
     撮影者:東京都 中村利治様

 撮影地:タイ・ルンピニー公園↓

撮影者:タイ在住 上田勇様↓

撮影地:タイ・メソート市内




漢字表記 花没薬樹
別名・異名
other name
トーン・クワーオ(タイ語名)
ブテア・モノスペルマ
古名
old name
撮影地:タイ・カオヤイ→
語源
etymology
和名は、本種はラックカイガラムシの宿主となるが、この虫から得られる赤色の染料を「花没薬」と呼ばれ、西洋社会でも高い評価を得てきていることから、花没薬を得る樹木の意ではなかろうかと推測される。
属名は、イギリスの首相だったJohn Stuart, 3rd Earl of Buteへの献名。
種小名は「単種子の」の意。
学名sn Butea monosperma
英名en Flame of the forest
Bengal kino
Bastard teak
Parrot tree 
仏名fr
独名de
伊名it
西名es
葡名pt
漢名ch 紫礦
泰名th ทองกวาว 
植物分類 マメ科ビューテア属
園芸分類 落葉高木
用途use 庭木/公園樹/街路樹/染料/薬用/駆虫剤/用材(建築)/燃料
原産地
distribution
インド~熱帯アジア
花言葉
解説
description
ハナモツヤクノキはマメ科の落葉樹である。樹高は10~15m程度に。葉は、3出複葉で、小葉は厚味があり、しなやかで、幅10~20㎝程度の菱形状卵形で、全縁、鋭頭となる。葉の表面には光沢がある。葉裏は葉灰白色となる。葉には繊細な毛細が密生する。開花期は2~3月頃で、日本でのウメの場合のように、本種はインドでは春を告げる花とされる。花は径3~5㎝程度でマメ科特有の蝶形花であり、花弁の中でも最下竜骨弁が反り返り、ちょうどオウムの嘴のようにも見えるので、英名ではParrot treeとも呼ばれる。花色はオレンジ色~赤色で、葉の展開前に一斉に開花し、その様子が火炎のようにも見えることから、英名では、Flame of the forestとも呼ばれる。花は、枝先の葉腋から出た短い総状花序につく。花後には長さ12~20㎝程度の莢果をつけ、中に1個の種子を持つ。   
履歴 ヒンドゥー教では成木とされ、各種宗教儀式には本種が用いられる。本種は3出複葉であるが、この3個の小葉を、左側の小葉をヒンドゥー教の主要三神ブラフマー(創造神)に、中央の小葉をヴィシュヌ(世界維持神)に、右側の小葉をヘーシュヴァラ(破壊と再生の神シヴァ)に、それぞれ象徴すると見なしている。  
県花・国花 タイ王国:チェンマイ・ウドンターニー両県の県木 
古典1
古典2
季語
備考