和名jp | オカヒルギ | 撮影者:タイ在住 上田 勇様 撮影地:バンコク・ラマ9世公園 |
漢字表記 | 陸蛭木 | |
別名・異名 other name |
カラリア・ブラキアータ チアンプラー・ナーンエー(タイ語名) |
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古名 old name |
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語源 etymology |
和名は、一般的にヒルギの仲間は沿海地に自生するが、本種の場合、内陸部に自生することから。因みに、ヒルギ(蛭木・紅樹)とは、種子は海面に落下し、水面を漂い、他の地にまで至ることからの命名。 属名は、インドでの現地名karalliを語源としている。 種小名は「小枝が直角に出る」の意。 |
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学名sn | Carallia brachiata | |
英名en | Corkwood Croky bark False kelat |
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仏名fr | ||
独名de | ||
伊名it | ||
西名es | ||
葡名pt | ||
漢名ch | 竹節樹 | |
泰名th | เฉียงพร้านางแอ | |
植物分類 | ヒルギ科オカヒルギ属 | |
園芸分類 | 常緑高木 | |
用途use | 用材(建材・家具)/庭園樹/公園樹/街路樹/食用(果実)/薬用(葉・樹皮) | |
原産地 distribution |
台湾・中国・インド・ミャンマー・スリランカ・東南アジア・オーストラリア・ソロモン諸島・マダガスカル | |
花言葉 | ||
解説 description |
オカヒルギは、ヒルギ科の常緑樹である。本種は、原産地の項に記した諸地域、つまり、熱帯~亜熱帯地域でのモンスーン気候帯に自生する樹種である。語源の項とも重複するが、ヒルギ科の樹木は沿海地に自生するが、本種の場合、名前に示されるように内陸部に自生し、垂直分布は標高0~1800とかなりの高度差を持つ。樹高は最大50m程度にも及ぶと言うが、一般的に20m前後程度となる。樹皮は茶褐色で凹凸がある。葉は、長さ4~15㎝、幅2~10㎝程度の楕円形で、縁部は全縁、先端部は円頭、基部では短い葉柄に連なり枝に対生する。葉は革質で、濃緑色、裏面は茶色の葉点模様の入った黄緑色となる。1~2月頃、枝先の葉腋に短い(1~6㎝程度)の集散花序を出し、径3㎜程度で淡緑色~白色の椀形花を多数つける。花は無花弁で、萼片の先端部が6裂し、柱頭は花冠より突き出る。花後には、径7㎜程度の丸い果実をつけ赤熟する。多肉質な果肉内には種子が多数含まれる。 |