←トップ頁へ

和名jp オーストラリア・バオバブ
撮影者:東京都 山口米子様

撮影地:広島市植物公園
漢字表記 濠太剌利バオバブ
別名・異名
other name
アダンソニア・グレゴリー
古名
old name
語源
etymology
和名は、オーストラリアに産するバオバブであることから。
属名は18世紀フランス人植物学者Michel Adansonへの献名。
種小名は、19世紀オーストラリア人探検家Augustus Charles Gregoryへの献名。
学名sn Adansonia gregorii
英名en Boab
Baobab
Australian baobab
Baob
Bottle tree
Upside down tree
Dead rat tree
Gouty sten tree
Monkey bread tree
Cream of tartar tree
Gourd-gourd tree
Sour gourd
Gadawon
仏名fr Baobab australien
独名de Australische Baobab
伊名it Boab
Albero bottiglia
Baobab australiano
西名es Boab
Baobab
Árbol botella
葡名pt Baobá
Baobá-da-Austrália
Baobá-de-kinberly
漢名ch 澳洲猴麺包樹
植物分類 アオイ科(←パンヤ)科バオバブ属
園芸分類 半落葉高木
用途use 食用(果実・種子)/薬用(果実)/繊維材(樹皮)
原産地
distribution
オーストラリア
花言葉
解説
description
オーストラリア・バオバブはパンヤ科の半落葉性樹木である。バオバブは、世界に3カ所の分布域が確認されている。アフリカ・マダガスカル島・オーストラリアである。これらの地域は、元々が地連なりの一つの大陸であった。今から6500万年前にオーストラリア大陸はアフリカ大陸から分離しているが、分離後、アフリカバオバブがオーストラリアの気候風土に適した分化を遂げた、或いは、アフリカ大陸から野鳥がが運んだ種子がオーストラリアで分化したとも推測されている。本種(オーストラリア・バオバブ)は、西オーストラリア州キンバリー地域と隣接するノーザンテリトリー地域に自生する樹種である。樹高は5~15m程度となる。バオバブは、幹上部で分枝をするが、樹冠は大きな広がりを見せる。幹の下部ではボトル状に膨らみを見せ、古木になると、その周囲は15m以上にも及ぶという。この膨らんだ部位に水を蓄えることになる。樹皮は幾分光沢があり、暗灰色で、古木になると表面に斑点が見られるようになる。幹の木材は多孔質で軟らかく、スポンジ状、繊維質である。葉は、長さ7~11㎝の葉柄の先に、長さ6~12.5㎝、幅2.5~5㎝程度で楕円状の小葉が5~7個つき掌状に広がる。葉の表面は明るい緑色で、裏面では幾分色合いが暗色となる。葉は、乾燥期である冬場には落葉し、晩春~初夏に新葉を見せる。原産地では11~12月頃に開花し、枝先の葉腋に長さ5㎝程度のチューリップ状筒状花をつける。花冠は5裂し、花径は6㎝程度、花色は白色となる。花の中央部には50個以上の雄蕊がある。花後には、長さ12~25㎝、幅7.5~10㎝程度の球状~卵形の果実をつける。果皮はビロード質となる。種子は1㎝程度暗褐色~黒色で、粉末状の物質に包まれている。
履歴
県花・国花
古典1
古典2
季語
備考