←トップ頁へ

和名jp イナゴマメ
 ↑撮影者:東京都 中村利治様↓

撮影者:千葉県 三浦久美子様↓

撮影地:長居植物園


漢字表記 蝗豆
別名・異名
other name
古名
old name
  撮影地:小石川植物園
語源
etymology
和名は、英名の直訳から。
属名は、ギリシャ語のkaras(=動物の角)の意で、豆果の形状からで、金の純度や宝石の質量を示す単位であるカラットも同じ語源からと言う。
種小名は、「長角果」の意。
学名sn Ceratonia siliqua
英名en Locust bean
Carob tree,
St John's-bread
仏名fr Caroubier
独名de Johannisbrotbaum
伊名it Carrubo
西名es Algarrob
葡名pt Alfarrobeira
漢名ch 長角豆
植物分類 マメ科イナゴマメ属
園芸分類 常緑高木
用途use 食用(莢・果肉・種子)/甘味料:種子/飼料・殻:種子/食品添加物・化粧品:種子から得られる多糖類
原産地
distribution
地中海沿岸
花言葉
解説
description
イナゴマメは豆果の常緑樹である。雌雄異株で、樹高は20m程度に。葉は偶数羽状複葉で、葉身の長さは20㎝程度、枝に互生する。小葉は短い葉柄を持ち、基部が膨らみを見せるほぼ円形に近い楕円状で、先端は丸味を帯びるか、内側に凹みを見せる。秋に、枝先或いは、幹から総状花序を出し、赤色の花をつけるが、本種の花には花弁はない。花後の莢果は長さ20㎝程度で、始め緑色であるが、紫色を経て褐色に熟す。本種の果実が熟すにはほぼ1年を要するという。  
履歴 古代エジプトでは、本種の種子から得られる多糖類が甘味剤として用いられた。
イスラム教のラマダーンの時期には、本種から作られた飲料が飲まれている。
本種の乾燥種子が0.2g程度で均一であったために宝石の取引の際に、秤の分銅として用いられてきた。金の純度や宝石の質量を示す単位「カラット」もそこから来ているという。しかし、実際には、乾燥種子の重さにはばらつきがあると言う。  
県花・国花
古典1 『新約聖書』  
古典2  
季語  
備考