和名jp | エイジュ | 撮影者:ポルトガル在住 武本比登志/睦子様 撮影地:ポルトガル・ベイラ地方 撮影者:千葉 三浦久美子様↓ 撮影地:広島市植物公園↑ |
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漢字表記 | 栄樹 | ||
別名・異名 other name |
エリカ・アルボレア ブライヤ |
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古名 old name |
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語源 etymology |
和名の語源不詳。(エリカ属の中で、本種は特に樹高が高くなり、良く分枝もすることからではなかろうか?) 属名はギリシャ語で「砕く」の意のエレイケーに由来している。かつて、エリカが胆石を砕く薬効を持つと信じられていたことによる。別の説では、ギリシャ語のeric(=ほうき)が語源であり、箒をこの属の植物で作ったことからと言う。 種小名は「高木の」の意。 |
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学名sn | Erica arborea | ||
英名en | Tree heath Giant heath Briar |
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仏名fr | Bruyère arborescente Bruyère blanche Bruyère en arbre |
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独名de | Baumheide | ||
伊名it | Erica arborea | ||
西名es | Brezo arbóreo Brezo Brezo blanco |
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葡名pt | Urze-molar Betouro Urze-branca |
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漢名ch | 白鴎石楠 | ||
植物分類 | ツツジ科エリカ属 | ||
園芸分類 | 常緑低木 | ||
用途use | 路地植え/鉢植え/喫煙用パイプ(根)/用材(壁材・ストーブの壁面材)/招蜂樹 | ||
原産地 distribution |
ヨーロッパ(中央~東~南)~カナリア諸島~北アフリカ | ||
花言葉 | 孤独 | ||
解説 description |
エイジュはツツジ科の常緑樹である。本種の属するエリカ属の樹木は概して樹高が50㎝前後程度の灌木が多い中で、本種は樹高が最大で7m程度にも及ぶと言う。そこで、英名ではTree heath或いはGiant heathと呼ばれている。茎は直立し、一般的な本種の樹高は1~4m程度である。根は英名ではBriar rootと呼ばれ、喫煙用のパイプが作られるが、高級品として扱われる。本種は、良くぶんしをするが、若枝の周囲は白色の短細毛で覆われている。葉は表面に強い光沢のある濃緑色、幾分厚味がある線形で、両側の縁部が外方に反り返るために丸味を帯びて見える。葉裏が白色のため、裏側は白色の条紋が走るようにも見える。葉は、3個が枝に輪生する。3~5月頃、枝先の葉腋から散形花序を出し、径5㎜程度で壺形の小花を3個ずつ下垂する。本種は、採蜜樹としても有用樹であり、材質がとても固いのでストーブの壁面材等としても用いられてきている。 | ||
履歴 | 本種は、オーストラリアでは帰化状態にある。 | ||
県花・国花 | |||
古典1 | |||
古典2 | |||
季語 | 春(エリカ) | ||
備考 |