和名jp | アマギアマチャ | 撮影者:千葉県 三浦久美子様 撮影地:都立薬用植物園 |
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漢字表記 | 天城甘茶 | ||
別名・異名 other name |
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古名 old name |
撮影地:筑波実験植物園 | ||
語源 etymology |
和名の語源については解説の項参照。 属名は、hydor(=水)とangeion(=容器)の造語で、蒴果の形状から。 種小名は「大葉の」の意。 変種名は「伊豆天城山の」の意。 |
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学名sn | Hydrangea macrophylla var. amagiana | ||
英名en | |||
仏名fr | |||
独名de | |||
伊名it | |||
西名es | |||
葡名pt | |||
漢名ch | |||
植物分類 | アジサイ科アジサイ属 | ||
園芸分類 | 落葉低木 | ||
用途use | 食用/薬用/甘味剤/矯味薬 | ||
原産地 distribution |
日本(伊豆半島):日本固有種 | ||
花言葉 | 祝杯 | ||
解説 description |
アマギアマチャはアジサイ科の落葉樹である。ヤマアジサイの変種として分類される。樹高1m前後程度。葉は長さ5~10㎝程度の披針形~広披針形で枝に対生する。6~8月頃、茎頂に散房花序をつけ白色の花をつける。萼片は3~4個で、倒卵形~楕円形。伊豆半島には生葉を噛むと甘味を感じる樹木があり、伊豆地方では「アマキ(甘木)」と呼んでいた。この「甘木」が多く自生する山を「天城山」と名付けたという。やがて、この天城山周辺に自生する本種を「アマギアマチャ」と命名したことになる。因みに、「甘茶」とは本種の葉を9月頃採取して、1度干して乾燥させ、後に水で湿らせ発酵させ、手でよく揉み込んで乾燥させたものである。 | ||
履歴 | |||
県花・国花 | |||
古典1 | |||
古典2 | |||
成句 | ・甘茶で甘草を煎じたよう→とても甘いことのたとえ。 | ||
俗信 | ・甘茶の汁を飲むと駆虫効果があり、家の周囲に散布すると悪病が癒えに入り込まない、つまり厄除けの効果があるとされた。 | ||
季語 | 春(アマチャ) | ||
備考 |