←トップ頁へ

和名jp ラクタリウス・サングイフルウス
漢字表記
撮影者:ポルトガル在住
武本比登志/睦子様


撮影地:ポルトガル コスタ・アズール地方
別名・異名
other name
語源
etymology
和名は、学名の音読みから。
属名はラテン語のluc(=乳)を語源としている。
種小名は「赤い液汁の」の意。
学名sn Lactarius sanguifluus
英名en Bloody milk cap
仏名fr Lactaire sanguin
独名de Weinrote Kiefern-Reizer
伊名it Lattario sanguigno
西名es Níscalo
Nícalo
Rovelló
Lactario de sangre
葡名pt Sancha
漢名ch 血紅乳菇
植物分類 ベニタケ科チチタケ属
園芸分類 担子菌類
用途use 食用
原産地
distribution
南欧~西欧
花言葉
解説
description
ラクタリウス・サングイフルウスは、ベニタケ科のキノコである。本種は、原産地の項に記した地で、マツ属(西洋アカマツや西洋クロマツ等の)針葉樹林下に発生するキノコである。我が国のハツタケやアカハツ等も同様にマツ属の樹林下に発生する点や外観も良く似ている。ハツタケやアカハツは、ヨーロッパには分布していない。逆に本種は、ヨーロッパには分布するが、我が国には分布が無い。謂わば、ハツタケのヨーロピアン・ヴァージョンとでも言えるキノコである。傘の径は5~9㎝程度となる。(系10㎝以上となる場合もあると言う。)始め饅頭形で、やがては表面が深く凹み、漏斗状となる。湿り気がある時には粘性があり、乾燥時には平滑となる。傘の表面は淡黄褐色であり、ハツタケなどと同様に褐色の環紋が入ることが多い。部分的に青緑色に変色していることも多い。柄は、円筒形の中空で、長さ3~5㎝程度で、概して傘色とほぼ同色になり、掲載した写真に見られるように、明褐色の大理石模様が入ることがある。襞は密生し、傘とほぼ同色となる。肉は黄色味を帯びたクリーム色であるが、傷つけると青緑色へと急変する。我が国のハツタケ同様に食用とされるが、幾分苦味が強くなる。
履歴
県花・国花  
古典1  
古典2 
季語  
備考