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検索名 coriander
和名 コウサイ
漢字表記 香菜
別名・異名 ゲンスイ(芫荽)/コエンドロ/コリアンダー/中国パセリ
古名
語源 コリアンダーはどことなくカメムシの臭いに似ているが、語源もカメムシに関係している。コリアンダーは、既に紀元前1400年頃のギリシャで知られており、koriandronと呼ばれていた。この「kori」とは、そもそもカメムシやヘッピリムシを意味するkorisからきている。やがてラテン語でcoriandrumとなり、英名ではcorianderとなっている。漢名の「胡荽」は、ペルシャ語のkoswiからきている。(注)中国では「胡」の文字は西域民族を意味し、接頭語についた場合外国からの渡来を表すことになる。/属名は、ギリシャ語のcoris(=ナンキンムシ)とannon(=アニスの実)の合成語で、どちらも異臭を放ち、本種がその匂いに似ていることから。/種小名は「栽培された」の意。
学名 Corianndrum sativum
英名 coriander
仏名 coriandre
独名 Koriander
伊語 coriandoro
西名 cilantro
葡語 coentro
漢名 芫荽
植物分類 セリ科
園芸分類 一年生草本
用途 食用/薬用
原産地 ヨーロッパ東部/地中海東部 埼玉県行田市・薬用植物園にて
花言葉 隠れた美点
解説 コウサイはセリ科の一年草である。ハーブの一種。我が国でも近年コリアンダーという名前で一般的に流通を始めている。我が国のドクダミやカメムシのような刺激臭を有する。中国や東南アジアでは好んで食用にされる日常香辛野菜とされている。また、薬用にも利用されている。カレー粉には欠かせないスパイスである。
履歴 『倭名抄』(930年)に「古仁之(こにし)」とあるはコリアンダーと推定されているので、ポルトガル人の初来日よりも早く渡来していたと推定される。
県花・国花
古典1
古典2 『倭名抄』、『延喜式』、『本草類編』
季語
備考
『パイプのけむり』 巻数 頁数 タイトル
24 34 「香菜」